現在、福島県や宮城県など東北を中心に地域応援団として活動されているチアリーダーチーム「クラップス」
そのクラップスいわきメンバーの方々で開設されたYouTube「いわきCheer UPチャンネル」を弊社では7月から映像制作をさせていただいています。
「いわきCheer UPチャンネル」とは
新型コロナウィルスの影響を受けているいわきの方々や、今までの日常と大きく変化した毎日の中で、気分もふさぎがちになってしまっている方々に向けて、映像を通して笑顔と元気を届けたいという思いから始まりました。
※詳しいページの開設の動機は、以前の記事をご覧ください。
第三回目の内容は、新型コロナウィルスの影響で中止になってしまった福島県いわき市「いわき花火大会」についてのお話です。
今回も、クラップス保護者会の方々によるスマホで撮影された動画素材を使用し、加えていわき市民の方々から公募した過去のいわき花火大会の映像や写真を使用して、1本の映像にまとめました。
今回は、長年にわたり花火大会を支え続け、今もなお活動されている花火大会実行委員の 上野台 祐一さんの花火大会開催までの裏側を語って頂いております。
皆さんは、花火大会開催まで、どのようなことがなされているかを知っていますでしょうか?
福島県いわき市では、毎年夏になると、たくさんの人を楽しませ、魅了している「いわき花火大会」があります。
その花火大会の裏側を、知っている方は少ないと思います。
現に私も、今まで花火を見て感動することは何度もあっても、花火大会開催成功に至るまでの経緯を知りませんでした。
しかし、今回の動画を編集させていただく中で、いわき花火大会開催に至るまで、たくさんの方々の時間と労力がかけられていることを、とても感じさせられました。
いわき花火大会実行委員の方々は、花火大会が終了するとすぐに来年の準備に取り掛かり、仕事の合間や仕事終わり、時には休みを返上してたくさんの準備が同時進行で行われています。
また、いわき花火大会実行委員の方々は、全国でも珍しい「市民ボランティア」で成り立っています。
資金的にも、人員的にも非常に厳しい事態と直面している中で、自分たちでも寄付をしながら、自らの足で資金を集めて呼びかけながら、花火大会存続のために力を注いで日々努められています。
今まで、夏になると毎年開催されていた「いわき花火大会」
しかし、花火大会が毎回実施されているのも、きれいな花火が見れているのも、その背後で力を尽くして活動してくださっている方々がたくさんいるからです。
そのことをこの動画を通して、皆さんにも知るきっかけになっていただきたいです。
では、なぜ花火大会実行委員の方々は、無償で自分の時間を削ってでも、花火大会に力を注ぎ続けることができているのでしょうか?
それは、実行委員会の方々一人一人の「花火が好き」「花火で喜んでもらいたい」という思いからでした。
今回お話を伺いました、花火大会実行委員の一人でもある上野台 祐一さんも、こんな言葉を話されていました。
「花火は下を向いてても空を見上げる、つらいことも忘れるのが花火」
いわきの方々にとって、いわき花火大会は、子どもの頃から生活の中にあり、毎年きれいに夜空を彩る花火は、どんな時でもいつも元気を与えてくれる心の支えだったのだと思います。
そんな花火に勇気づけられてきた方々の思いが集まり、次の世代また次の世代へとバトンが渡されて、今のいわき花火大会の歴史につながっています。
また今回の動画作成にあたり、いわき花火大会について調べていく中で、花火大会中止を残念に思う方の声がたくさん見られました。
2020年のいわき花火大会は、新型コロナウィルスの影響で止むを得ず中止となってしまいました。
このことを通して、いわき市民の方々やまた市外に住んでおられる方々の「いわき花火大会の花火を楽しみにしているたくさんの思い」があることを知りました。
またそのような思いも、今のいわき花火大会の存続につながっているのだと思います。
今回この動画編集をさせていただき、「今まで見えなかったたくさんの方々の苦労」があり、
また、さまざまな方々の「花火に対する思い」があるからこそ、毎年いわき花火大会が実施されていたということに気づくことができました。
そして、私がこの動画で一番伝えたかった部分は、「花火大会が実施されるまでにある、目には見えない部分」です。
映像は、その人の表情や声、文字情報や音楽、また花火の映像や写真など、目と耳で感じることができる媒体です。
実際に、自分の目で見た花火には及ばないと思いますが、映像だからこそ心に訴えかけられるものがあると思っています。
編集に使用できる素材は限られていたため、まだまだお伝えしきれない部分もたくさんありますが、普段は目には見えない背景や、いろいろな方々の思いの部分を、今回の動画を通して少しでも感じ、もっと知るきっかけになりましたら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。